【意見交換会】 週休2日へ実態踏まえた工期設定を/国と都、東建
2018/09/20業界動向
建設メール
関東地方整備局、東京都建設局と東京建設業協会(東建)による意見交換会が19日に都内で開かれた。今回、東建は▽週休2日工事の推進▽入札・契約、総合評価の改善▽生産性の向上―の3項目で改善点を要望し、関東整備局は各意見に対して改善や実態把握に努める考えを伝えた。
週休2日工事に関しては、実態等を踏まえた工期設定のさらなる改善、工事工程表や施工条件の詳細開示、週休2日の実施に伴う必要経費の補正係数の引き上げを要望。入札・契約の関係では発注見通しの公表時期等の見直し、段階選抜方式の改善、新規参入しやすい総合評価のさらなる拡大、調査基準価格の設定範囲の見直しを求めた。生産性の向上ではICT建機を活用した費用負担の見直しを提案した。
また祝日や熱中対策など施工期間の適正化、営繕工事での工程表提示の導入などの要望に対して、関東整備局は現状の対応状況などを説明した。
自由討議では東建側から、関東整備局が取り組んでいる週休2日チャレンジサイトの継続、スリム化ガイドのより実効性のある改善、建設キャリアアップシステム登録技能労働者の労務単価アップなどのインセンティブ付与、小規模工事積算の見直し、小規模工事の小規模数量にはパッケージ単価不適用化、入札時における建設発生土処分費の仮設定化などの要望が出た。