【建設市場】 軽仮設リース 稼働率は60%台を維持
2016/04/01業界動向
建設メール
軽仮設リース業主要50社における2月の軽仮設機材稼働率は、1月から2・2ポイント低下し、61・1%になった。前年同月比でも2・5ポイントマイナスだった。売上高は、前年比11・4ポイントマイナスで、33カ月ぶりに前年を割り込んだ。
ただ、稼働率が低下する傾向にある年度末に60%台を維持しており、売上高も前年が稼働率から見ても特に高かったため、その反動と見られる。全体的には悪くない状況と見られる。
前年の売上高が特に高かった原因について、軽仮設リース業協会は「資材が返ってくるタイミングだと、不足弁償金や破損料、修理料などで売上高が上がることがある。そうした複合的な要因が重なったためと考えられる」と分析している。
主要品目の稼働率は次の通り。
▽枠組足場48・0%(前年同期51・6%)▽鋼製型枠32・6%(同45・2%)▽丸角部材69・7%(同70・9%)▽長尺足場材66・8%(同71・0%)▽支保工材42・5%▽養生部材59・8%(同63・2%)