【関東整備局】 革新的技術導入・活用で生産性向上を
2018/11/09建設時事
建設メール
関東地方整備局は6日に『建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクトに係る会議』を開催した。関東整備局と工事を受注した建設業者および建設業者以外の関連企業が設立した各コンソーシアムが委託協定締結を結んだことを受けて行われた。
会議に先立ち石原康弘局長は「建設産業の生産性を上げていく必要があり、Society5.0の実現が目標。防災・減災が叫ばれている中で、いかに使命を果たしていくかが課題となっている。受発注者でWin-Winの関係を作り、先を見据えて品質と効率を上げられるよう取り組みたい。今回の取り組みがのちに、やってよかったと思われるようなプロジェクトにしたい」と述べた。
同プロジェクトは公共土木工事の建設現場からデジタルデータをリアルタイムに取得・解析し、IoT、AI(人工知能)をはじめとする新技術を試行することで現場の生産性を向上させるもの。取得データはクラウド環境等により随時、発注者などと共有する。
今後は2019年2月に中間報告を行う予定。
管内の対象技術は次の通り(▽試行場所=①コンソーシアム構成員②工種―の順)。
【施工の労働生産性向上】
▽中部横断不動沢地区=①第一電子、西武建設②土工
▽首都高速道路高速5号池袋線板橋JCT周辺=①川田工業、川田テクノシステム、川田建設、ソフトバンク②橋梁上部
▽横浜湘南道路トンネル部=①西松建設、富士通②トンネル
【品質管理の高度化等】
▽八ッ場ダム=①清水建設、ジオサーフ、フリージア・マクロス、セイア、大阪砕石エンジニアリング②ダム
▽東埼玉道路赤岩地区=①東京建設コンサルタント、金杉建設、流域水管理研究所②土工