【民間開発】 床面積29万㎡規模の八重洲二丁目北地区再開発が着工
2018/12/03民間開発
建設メール
三井不動産が組合の一員として参画する八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業が3日に着工した。東京駅前3地区で進行中の再開発事業の第一弾プロジェクトで、45階建てビルを中心とした大規模複合再開発となり、2022年8月末の竣工を目指す。基本・実施設計・監理は日本設計、実施設計・施工は竹中工務店が担当。またマスターアーキテクトは日本初となるPickard Chiltonが手掛け、東京駅前という立地にふさわしい現代的で洗練された外装デザインとする。
施設規模はA-1街区は地下4階地上45階(ペントハウス2階)建てで延べ床面積約28万3900㎡。高さは約240m。地下1階から3階は商業施設とし、東京の玄関口という立地を生かした発信力のある施設とする。4階と5階は交流施設、5階には東京駅を望むテラスを整備する。低層部には東京都中央区立城東小学校を再整備。7階から38階のオフィスは東京駅周辺では最大級の基準階専有面積約4000㎡のフロアを実現し、さまざまな働き方を提案する。40階から45階には日本初進出となる「ブルガリ ホテル 東京」を開業する。地下2階に整備するバスターミナルは歩道上に分散している高速バス停留所を集約。隣接地区で計画中のバスターミナルと接続し、利便性向上と交通結節点機能をさらに強化する。
A-2街区は地下2階地上7階(ペントハウス1階)建てで延べ床面積約5850㎡。用途は事務所、店舗、子育て支援施設、駐輪場、駐車場、住宅など。2階と3階には認定こども園が整備される。
さらに周辺エリアに対し電気と熱を供給するエネルギープラントを設置し、安心・安全・BCPの提供により防災対応力の強化と環境負荷低減を実現させる。
なお総事業費には約2400億円を見込む。