【19年度予算案】 千葉県の投資的経費は6・2%増で1699億円
2019/01/25建設時事
建設メール
千葉県の2019年度当初予算案の概要が明らかになった。一般会計は前年度比1・8%増の1兆7608億4500万円。投資的経費は同比6・2%増の1699億2700万円で、うち普通建設事業費は10・5%増の1563億8000万円とした。内訳は補助事業が同0・8%増の796億9300万円、単独事業が同22・8%増の766億8700万円。19年度は引き続き道路ネットワークに整備を強力に進めるとともに、県立学校の老朽化対策をはじめとする県有施設の長寿命化に向けた取り組みや河川海岸砂防施設の整備を着実に実施するため、約142億円の増額となっている。
19年度予算案に盛り込まれた主要事業では、道路ネットワーク事業に618億8239万8000円、県有建物長寿命化対策事業に218億665万8000円、県立学校空調設備整備事業に9億1700万円、台風・豪雨対策事業に65億7692万4000円、県立学校および県有施設におけるブロック塀等安全対策事業に2億円などを盛り込んだ。新規事業では私立幼稚園空調設備整備事業補助、地震被害予測システム高度化事業、湖沼における外来水生植物対策事業などに予算を付けた。
また国の補正予算に対応した2月補正予算案では一般会計に438億5200万円を計上した。防災・減災対策で道路橋りょう事業に9億6000万円、街路事業に35億円、河川・海岸・砂防事業に9億8100万円、地籍調査事業に2億2739万円、漁港建設事業に11億3370万円、土地改良事業に19億3180万円などを充てる。