【河川管理】 陸上・水中レーザードローンを現場実装へ
2019/02/04建設時事
建設メール
革新的河川管理プロジェクトの第1弾として国土交通省が民間企業と進めてきた「陸上・水中レーザードローン」の開発が完了し、現場実装段階へ移ることになった。
開発に参加したのは①アミューズワンセルフ・パスコ②河川情報センター・朝日航洋・アジア航測・ルーチェサーチ―の2つの企業グループ。洪水前後の被災状況の把握などについて、陸上・水中を問わず3次元データによる迅速な計測が可能となるため、各仕様を参考に地方整備局で順次、実装を始める見通しだ。
従来は航空機に搭載したグリーンレーザーによるレーザー測量システムで計測していたが、今回の開発による大幅な小型化・軽量化により、ドローンへの搭載が可能になった。洪水の被災箇所といった限定的な範囲でも迅速かつ効率的に川の中の地形を3次元データで計測できることから維持管理の高度化や高精度化につながる。また持ち運びが簡単となるため、被災地域への応援などで効果を発揮する見通しだ。