【19年度予算案】 新潟県の投資的経費は12・5%増の2106億円
2019/02/15建設時事
建設メール
新潟県の2019年度当初予算案が明らかになった。一般会計は1兆2597億1000万円で対前年度比1・7%増となり、うち投資的経費は同比12・5%増の2106億1330万4000円を配分した。このうち普通建設事業費には同比14・6%増の2021億3086万1000円を投じる。主な事業では、新潟盲・聾学校の建て替え整備に15億653万9000円を盛り込んだほか、県民会館改修基本設計に着手するため2億550万円を新規計上した。
投資事業では国の「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」などの財源を最大限活用し、一段加速した防災・減災対策を推進。広域河川改修事業に106億6672万7000円、通常砂防費に29億57万8000円、地すべり対策費に24億196万4000円など、いずれも前年度を上回る額を確保した。
他にも地域高規格道路整備事業に5100万円を充て、松本糸魚川道路、上越魚沼地域振興快速道路で詳細調査などを実施。きめ細やかな道路整備には130億5811万6000円を投じる。県立学校の大規模・耐震改修には27億8760万4000円を充て、19年度末の耐震化率100%を目指す。上越地区廃棄物広域最終処分場整備事業には1216万5000円を付け、候補地検討委員会を設置し、適地選定に向けた調査を実施する。