【建産連】 新会長に栃木の渡邉氏
2016/06/07業界動向
建設メール
全国建設産業団体連合会(建産連)は7日、東海大学校友会館(千代田区)において総会・理事会を開き、新会長に渡邉勇雄氏(栃木県建産連会長)の就任を決めた。また、本年度の事業計画などについても承認された。
新会長に就任した渡邉氏は、「建産連は、総合工事業、専門工事業、建設関連業などからなる団体。建設産業は、国土保全はもとより、社会資本の整備や維持管理を通じて、地域経済の発展への貢献、災害時の迅速な対応による安全・安心といった使命を担っている。建産連ならではの特性を生かした活動や、産業がかかえる諸問題について連携、協調して解決策を検討していきたい」とあいさつした。
本年度の事業計画では、構造改善事業として、建設生産システム合理化推進地方協議会(以下、システム協議会)の開催や専門工事業委員会の設置を盛り込んだ。社会保険未加入対策をテーマに、総合工事業者・専門工事業者間の見積り条件の明確化について、標準見積書の活用状況や課題抽出を行い、システム協議会の活性化を目指す。
専門工事業委員会は、システム協議会内にあった専門工事業部会を母体に親切するもので、専門工事業者の生の声を出し合う場とする。地域における入札・契約制度、人材確保・育成の現状と課題などについて、幅広い意見を集約し、中央に届ける体制を強化する。
そのほか、多能工の育成や広報活動の実施、建産連の設立促進などを進める。