【横浜国道】 ECI方式を関東整備局で初適用
2019/10/17建設時事
関東地整発
横浜国道事務所は関東地方整備局初となるECI方式(技術提案・交渉方式)を橋梁耐震補強事業で適用する。17日付でR1矢沢高架橋ほか耐震補強設計業務を公告、開札日は12月11日。12月中旬ごろには国道1号矢沢高架橋耐震補強工事にかかる技術協力業務(仮称)を公告する予定。工事は技術協力業務の提案内容を反映させながら価格などの交渉を行い、交渉が成立した場合は施工の契約を締結する。
矢沢高架橋は落橋防止構造などの補強を実施しているが、道路橋示方書改定に伴う耐震補強の設計・施工においては過年度の補強を生かしつつ、最適な仕様を確定する必要がある。発注に当たり設計段階から施工者独自のノウハウを取り入れることで、より効率的な施工が図れることを期待している。
横浜市戸塚区戸塚町に位置する矢沢高架橋は橋長207m、幅員が上り8・35m、下り8・55m、1968年竣工。上部構造形式は単純合成鈑桁2連、3径間連続非合成鈑桁橋、単純合成鈑桁橋5連、下部構造形式は逆T式橋台2基、T型鋼製橋脚円柱型9基。基礎形式は既製鋼ぐい11基。