【i-Construction】 ICT土工の発注は約410件
2016/06/15建設時事
建設メール
国土交通省が本年度に計画するi-Constructionに対応したICT土工は、6月10日時点で約410件の工事が発注される見通しだ。同日現在、109件の工事が公告中となっており、順次開札される。ICT土工は、本年度新たに導入した技術基準や積算基準を適用し、施工過程の各段階でICTを全面的に活用する工事。全てのICT土工でICT建機などの活用に必要な費用を計上し、工事成績評点で加点評価する。
予定価格3億円以上の大規模な工事はICT土工の実施を指定する「発注者指定型」となり、本年度は約30件が予定され、うち4件が公告済み。
予定価格3億円未満で土工量2万立方m以上の工事は入札時に総合評価で加点する「施工者希望Ⅰ型」とし、約150件を発注する見通し。21件が公告中となっている。
また、規模に関わらず受注者の提案・協議でICT土工を実施することができる「施工者希望Ⅱ型」は、本年度に約230件が公告予定で、うち84件が公告済み。
国交省ではICTに対応できる技術者・技能者、監督・検査職員を育成するため、全ての都道府県で200カ所の講習・実習を行う考えだ。