【建設業倒産】 11月の負債総額は31%増加/東京商工リサーチ調べ
2019/12/13業界動向
建設メール
東京商工リサーチは2019年11月の建設業倒産状況をまとめた。負債額1000万円以上の企業倒産件数は142件で前年同月比20・3%増。負債総額は186億7900万円(31・5%増)で、倒産件数は4カ月ぶり、負債総額は2カ月ぶりに前年同月を上回った。
11月の負債額10億円以上の大型倒産は3件発生。1億円未満は107件で全体の75・3%を占めており、小口倒産が中心だった。
業種別では、中分類が総合工事業71件、職別工事業が49件、設備工事業が22件。小分類では建築工事業29件、土木工事業22件、木造建築工事業14件、その他の職別工事業12件の順に。
原因別では、受注不振(販売不振)が88件で全体の6割。次いで既往のシワ寄せ(赤字累積)が24件、運転資金の欠乏9件だった。
資本金別では100万円以上500万円未満が43件、1000万円以上5000万円未満が37件、個人企業他が31件。従業員数別では最多が5人未満の101件。5人以上10人未満は30件となっている。