【19年度文科省補正予算】 GIGAスクール構想へ2318億円
2019/12/16建設時事
建設メール
政府の2019年度補正予算案のうち、文部科学省関係では国民の安全・安心の確保、未来への投資など早急に実施すべき事業費を計上し、予算規模は総額5367億円となった。注目の事業としてGIGAスクール構想の実現に2318億円を盛り込み、学校における高速大容量のネットワーク環境(校内LAN)と義務教育段階における一人一台端末の整備を23年度までに実現する考えで、まずは初年度の整備を確実に進める。
学校施設等の整備には1170億円を投入する。内訳は公立学校に606億円、私立学校に50億円、独立行政法人等に44億円、国立大学等に270億円、国立高専に200億円を配分し、防災機能強化や設備等の整備を行う。
災害等から文化財を保護するための防火・防災対策には58億円を盛り込み、集中的な対策を実施する。
他にも認定こども園の整備に150億円、世界最高水準の大型研究施設の整備・利活用の推進に182億円、台風19号等の大規模災害により被災した学校施設等の災害復旧に298億円などを計上している。