【2月の公共工事動向】 請負金額は7・8%減/東日本建設業保証
2020/03/11業界動向
建設メール
東日本建設業保証は、前払金保証工事から見た2020年2月の公共工事動向を公表した。請負金額は4111億円で前年同月比7・8%減となった。ただし19年4月~20年2月の累計は7兆8125億円(同2・4%増)と堅調だった。
2月の件数は6021件で前年同月比7・2%増。保証金額は1665億円で同8・7%減に。
発注者別状況を見ると国が31・8%減。これは前年度と比べ環境省が396億円の減少で、福島中間貯蔵施設整備の影響による。独立行政法人等も52・2%減と大幅に減った。一方で都道府県は東京都が交通局・浅草線泉岳寺駅改良の78億円など、211億円増額、新潟県も河川災害関連で52億円増とし、37・7%増加となった。その他では、日本下水道事業団が宮城県石巻のポンプ場整備に149億円を投じた。
工事場所別状況は、前述の福島県の関係で東北が20・1%減と落ち込んだ。また関東も7・2%減となった。北陸(22・2%増)と甲信越(40・3%増)は好調だった。