【就任インタビュー】 「ユニバーサルデザイン社会を」国土交通省 藤田耕三総合政策局長
2016/08/05インタビュー
建設メール
ユニバーサルデザイン化を含めた東京オリンピック・パラリンピックに向けたまちづくりに関しては「2020年には世界各地から多くの人に来ていただくことになる。世界に誇ることができるユニバーサルデザインのまちづくりを目指し、これをきっかけにユニバーサルデザインの社会をつくるのが今の目標」とした上で、「2020年を目指して開催地域をどう整備するかという問題と、2020年を超えて全国各地のユニバーサルデザイン化をどのように進めていくのかという二つの課題がある。前者は東京が中心になるが、空港から競技会場等に至る連続的かつ面的なバリアフリーを進めるのが基本的な方針。会場周辺の道路や主な都市公園、主要な鉄道駅などポイントごとにバリアフリー化を進める。後者の問題は2020年を契機にバリアフリーの基準やガイドラインの見直しも図りながら観光地を含めて、より高度なバリアフリーが達成された社会づくりを進めていきたい」との考えを示した。
【略歴】ふじた・こうぞう