
岩井茂樹国土交通副大臣(内閣府副大臣・復興副大臣兼任)が14日に就任会見を開き、「防災・減災、国土強靱化等の加速化・深化をしっかりと図ることが喫緊の課題だと認識している。3か年緊急対策を着実に実施するとともに、緊急対策後も中長期的な視点に立って必要・十分な予算を確保して、防災・減災、国土強靱化に取り組んでいきたい」と抱負を語った。
特に治水対策に関してはスピード感のある取り組みとともに「流域治水」の考え方に基づき河川管理者等が行う治水事業を強力に推進していくと話し「ハード・ソフト一体となった事前防災対策を加速化していくことが肝要」と強調した。さらに「中長期的な視点に立って計画的に取り組むために、本年度中に全国の一級水系について戦後最大洪水へ対応するための流域治水プロジェクトを策定し、事業の全体像を国民に分かりやすく提示する」との考えを示した。
建設産業の働き方改革や生産性向上の推進に向けては、自身が建設産業に身を置いていたこともあり「重要性や課題は十分に認識している」と説明。新・担い手3法を踏まえて「適正工期による契約の推進、施工時期の平準化、i-Constructionの推進等による取り組みを強化していきたい」と述べた。加えて、業界と連携し「公共工事設計労務単価の引き上げによる適切な賃金水準の確保、社会保険への加入徹底、建設キャリアアップシステムの普及活用など処遇の改善にもしっかり取り組んでいきたい」とした上で、新しい3Kの魅力ある建設産業に向けた担い手確保の取り組み推進にも意欲を見せた。
【略歴】いわい・しげき
1996年名古屋大学大学院工学研究科修了、前田建設工業入社。2010年参議院議員初当選。当選2回(静岡選挙区)。52歳。担務は、災害対策関係施策、不動産・建設経済、水管理・国土保全、鉄道、自動車、国際、観光、気象関係施策の総括。