<こぼれ話> 中央省庁再編から明日で20年
2021/01/05記者の目/論説
建設メール
2001年1月に実施された中央省庁再編により、新たに国土交通省などが誕生してから明日で20年を迎える。01年に組織名称が変わって発足したのは「内閣府」「総務省」「財務省」「文部科学省」「厚生労働省」「経済産業省」「環境省」「国土交通省」の8府省。いずれの名称も完全に定着したといえるだろう。逆に「経済企画庁」「自治省」「郵政省」「文部省」「科学技術庁」「労働省」「厚生省」「通商産業省」「北海道開発庁」「国土庁」「運輸省」「建設省」といった省庁がかつて存在していたことを知らない世代も増えてきており、隔世の感がある。9月には新たにカタカナが入る「デジタル庁」が発足する。時代が移り変わってゆく中で、20年前には変わらなかった「法務省」「外務省」「農林水産省」「国家公安委員会」を含めて、これから20年後には、いくつの府省庁が存在しているのか。楽しみでもあり、不安でもある。〈K〉