【軽仮設】 売上高が6カ月連続前年割れ
2016/09/06業界動向
建設メール
軽仮設リース業主要50社における7月の軽仮設機材稼働率は、前月比で1・3ポイント上昇し、61・1%となり、2カ月ぶりに60%を上回った。前年同月の61・8%と比べてもほぼ同水準だった。
一方で売上高は、173億3400万円で前月から5000億円ほど伸ばしたが、前年比では17億円ほどマイナスになっており、6カ月連続で前年割れとなった。
売上高の伸び悩みの原因ははっきりしないが、都心部に比べて地方部での需要が少なくなっていることも考えられそうだ。来月は、稼働率は65%程度まで回復する見込みだが、売上高がどこまでついてくるかが注視される。
〈記者の眼〉
稼働率はそこそこなのに売上が伸びない。心配なのは、単価を下げている可能性だ。軽仮設リース業界では、ここ1年ほどかけて下げた単価を必死に戻してきたところ。下げるのは一瞬だが、単価を戻すことは容易なことではない。地方部で民間需要が厳しいのは分かるがここは我慢のしどころだ。