【インタビュー】 「不必要な突貫はやめよう」日建連・茅野公共工事委員長
2016/09/27インタビュー
建設メール
日本建設業連合会(日建連)公共工事委員会の茅野正恭委員長(鹿島)は23日、建設専門紙のインタビューに応じ、工事の平準化の必要性などを訴えた。特に不必要な突貫工事がいまだにあると指摘した。
「きちんとした巡航速度で仕事をしたら、何年何カ月かかるというのが本来の工期の考え方。年度末だからそれに合わせて終わらせるというのは、不必要な突貫工事につながる。年度末に終わらせるために24時間休みなしの現場など意味がないし、そういう業界では駄目」と言い切る。「費用が合わないなどトラブルにつながりやすい」とも指摘する。
一方で、突貫工事すべてを否定するのではなく、「例えば五輪関連施設など、理由があって急ぐ場合は我々も全力で応える。ただ、不必要なものはやめましょうということは訴えていきたい」。