見たもん勝ち ～建設業応援団～
【企業情報】 アジア航測が航空測量界初の次世代燃料を試験
2022/03/18業界動向
建設メール
アジア航測（東京都新宿区、畠山仁社長）とバイオテクノロジー企業のユーグレナ（東京都港区、出雲充社長）は、アジア航測が保有・運航する低翼ターボプロップ双発機に、ユーグレナが製造・販売する持続可能な次世代のバイオジェット燃料「サステオ」を使用した試験飛行を17日に実施した。初フライトは大阪・八尾空港を発着地とし、小豆島上空を周回する約60分間の飛行となった。同燃料を使用したフライトは、航空測量業界では日本国内では初めて。
今回使用したサステオは、原料に使用済み食用油と微細藻類ユーグレナ（和名はミドリムシ）由来の油脂を使用した燃料を既存石油系ジェット燃料と混合した環境負荷が低い燃料。燃料の燃焼段階ではCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されている。
両社は、サステオの製造、調達、使用拡大など各事業領域で今後も挑戦を続け、地球規模の気候変動による影響緩和に向けた取り組みを推進していく。
