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【新設住宅着工戸数】 21年度は86・6万戸で前年比増加も低水準
2022/04/28建設時事
建設メール
2021年度の新設住宅着工戸数は、20年度比6・6％増の86万5909戸となり、3年ぶりに増加したことが国土交通省のまとめで分かった。持家、貸家、分譲住宅は前年度比で全て増加したものの、過去10年間では20年度に次ぐ低水準だった。持家は28万1279戸、分譲住宅は24万8384戸でそれぞれ3年ぶりに増加、貸家は33万752戸で5年ぶりに増加した。
新設住宅着工床面積は7116万1000㎡となっており、前年度比で7・3％増と3年ぶりに増加。民間非居住建築物の着工床面積は同比9・3％増の4374万㎡で、4年ぶりに増えた。主な使途別では、倉庫が2年ぶり、店舗は8年ぶり、工場は3年ぶり、倉庫は3年連続で増加している。
3月の新設住宅着工戸数は前年同月比6・0％増の7万6120戸となり、13カ月連続で増加した。過去10年間では3月として2番目に高い水準となる。持家は4カ月連続で減少したものの、貸家は13カ月連続の増加、分譲住宅は2カ月連続で増加している。分譲住宅のうち、マンションは2カ月連続、一戸建住宅は11カ月連続増加と好調が続く。
民間非居住建築物の着工床面積は331万㎡で、前年同月比12・3％の減少に。工場は増加したものの、昨年の反動から事務所、店舗、倉庫は減少だった。
