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【関東財務局】 成田耕二新局長が就任会見「国有財産は貸付活用」
2022/07/01インタビュー
建設メール
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成田局長
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関東財務局の新局長に前・関東信越国税局長の成田耕二氏が6月28日付で着任し、会見を行った。成田新局長は「関東財務局のスローガンは『地域と歩み、希望ある社会を次世代へ』だ。財政、金融、国有財産などの業務を通じ1都9県における地域の声に耳を傾け、自らの能力向上に努めながら、地域の課題解決に貢献し、希望ある社会を次世代に引き継ぐ」と就任の抱負を述べた。国有財産の利活用については「近年は売却ではなく、定期借地権を設定した貸付に転換している」と説明した上で「将来のニーズも考えながら中長期的に貸し出す施策を進める」と意欲を示した。
貸し出しに当たっては「地元の自治体や関係者と共同して意見を調整し、最も有効的な活用方法を決める。最近の事例では目黒区駒場地区で進めている」と述べた。
管内の経済情勢については「コロナ禍の状況では、飲食、宿泊、運輸で大きな影響を受けていたが、収束する方向だ。インバウンドも再開し、全体として回復しつつある。他方で、資源エネルギー価格の高騰、円安に伴う輸入価格の高騰は企業収益に大きな影響を与えている」と分析。また「消費者物価の上昇率は2・1％程度だが予断を許さない状況にあるので、今後の調査結果をしっかりと把握していきたい」との認識を明らかにした。
趣味は旅行で「最近は、行田市のさきたま古墳群と忍城（おしじょう）に行った」という。
【略歴】なりた・こうじ
1987年東京大学法学部卒、旧大蔵省銀行局調査課採用。金融庁総務企画局総務課課長補佐、外務省欧州連合日本政府代表部参事官兼在ベルギー日本国大使館、中国財務局長などを経て、6月28日付で現職。58歳。東京都出身。
