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【統計調査】 5月の受注高は民間好調で8・2兆円に
2022/07/13建設時事
建設メール
国土交通省が公表した2022年5月分の建設工事受注動態統計調査報告によると、受注高は8兆2059億円で前年同月比2・6％増となり、前月の減少から再び増加した。元請け受注高は5兆1200億円で前年同月比2・3％増と6カ月連続の増加に。下請け受注高は3兆859億円で同比3・0％増となり、2カ月ぶりに増加している。元請け受注高のうち、民間等からの受注は4兆86億円で、同比14・8％増と6カ月連続増加するなど好調が続く。
1件500万円以上の公共機関からの受注工事額は、前年同月比21・5％減の1兆892億円で前月の増加から再び減少した。国の機関からの受注工事額は同比42・6％減の3099億円で、国が大幅に減っている。地方の機関からの受注工事額は同比8・0％減の7794億円と2カ月連続で減少し、特に都道府県が同比34・9％減と大幅減だった。
民間は、建築・建築設備工事の1件5億円以上の工事受注額が前年同月比36・6％増の7838億円で2カ月連続増加した。不動産業の倉庫・流通施設や製造業の工場・発電所などからの受注が大幅に伸びている。土木・機械装置等工事は、1件500万円以上の工事が同比42・9％増の6794億円となり、製造業の機械装置等工事での受注増加が目立った。
業種別では、総合工事業が前年同月比0・4％増の4兆6830億円、職別工事業が同比22・7％増の1兆5655億円とそれぞれ3カ月ぶりに増加した一方、設備工事業が同比4・9％減の1兆9574億円で13カ月ぶりに減少へと転じた。
