〈こぼれ話〉 軽視はしていません
2016/11/11記者の目/論説
建設メール
10日に都内で開かれた日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の建設促進大会は、例年参加するはずの地元選出国会議員がほとんど姿を見せず、国会議員席は空席が目立った。本人が出席したのは山形県選出の加藤鮎子衆議院議員ただ一人。それもそのはず大会開始の30分後にはTPP承認案・関連法案を採決する衆院本会議が控えていた。
忙しい合間を縫って駆け付けた加藤議員は「こんな無茶なスケジュールを組むのは私だけで、国会議員が軽視する大会では決してない」と強調。国会議員の気持ちを代弁して理解を求めるとともに、日沿道の早期完成の重要性を訴え、予算確保へ強い決意を示した。あいさつ終了後、慌しく会場を後にしたことは言うまでもない。〈K〉