〈こぼれ話〉 なぜ防衛省が参加しているのか
2016/11/28記者の目/論説
建設メール
28日に開かれたインフラメンテナンス国民会議の設立記念大会には来賓として宮澤博行・防衛大臣政務官が出席した。一見すると意外に思えるが、防衛省が参加する理由について宮澤政務官は自衛隊員の隊舎や庁舎は約2万4000棟あり、既に築50年以上の建物が約5000棟存在し、10年後には約8000棟に膨れ上がることを説明した。防衛省では2015年度にインフラ長寿命化計画を策定しており、「防衛省としてもインフラのメンテナンスをきちんと実現させたい」と意欲をみせた。
このように、あらゆる分野でインフラの老朽化対策が待ったなしになる中、国民を巻き込んだ大きな運動へと発展させるための産学官民一丸となった取り組みがいよいよ始まった。〈K〉