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【週休2日】 19団体が交替制導入／47都道府県調査結果示す
2023/11/08建設時事
建設メール
国土交通省は都道府県における週休2日への取り組みで、週休2日交替制（※）工事の都道府県導入状況をまとめた。導入しているのは19団体で、導入を検討している8団体を含め過半数から前向きな回答が得られている。
週休2日交替制工事の採用工事は、検討中を含めて▽通年の維持管理業務▽庁舎や学校等の改築工事▽事前に現場閉所日の設定ができない工事▽昼夜間連続作業を行う工事等、現場閉所を行うことが明らかに困難な工事▽完成時期等の制約が厳しい工事▽施工箇所が点在する維持補修工事（維持補修委託など）▽社会的要請（早期完成を望む地域住民の要請など）が特に大きい災害復旧工事―が該当している。
一般的な工期設定と異なり、工事期間が限定的といった制約が大きいものなど特別な理由のある工事などで採用している事例が多い。早期に完了させる必要のある災害復旧は、工期面での制約がある。
採用・運用にあたっての課題は▽交替制の人員を確保することが困難▽対象工事の選定や休日取得率の算出方法（下請会社や人数が増えると煩雑になり受発注者負担増となる）▽通常の週休2日と比べ経費補正率が低いなど、積算上の課題▽個人ごとに週休2日の達成率を確認する必要があるため、資料作成や確認の手間が必要―などがあがっている。
なお、都道府県の週休2日の取り組みが進んでいる中で、作業日が限定される工事や工期に制約がある工事では、週休2日交替制の導入などで改善が期待されている状況もある。
【※週休2日交替制とは】
工事着手日から工事完成日までを対象期間とし、技術者および技能労働者が交替しながら4週8休以上の休日を確保する取り組み。4週8休は、対象期間内に現場に従事した技術者および技能労働者の平均休日数の割合が、28・5％（8日／28日）の水準の状態をいう。
