見たもん勝ち ～建設業応援団～
【次世代住宅】 石田屋が選定される／IoTで家事負担軽減と時短
2023/12/27建設時事
建設メール
国土交通省はIoT技術等を活用した住宅等のリーディングプロジェクトを支援する次世代住宅プロジェクト2023で第2回採択事業者を決定した。採択されたのは石田屋（埼玉県）の子育て応援住宅プロジェクト。取り組むテーマは家事負担の軽減・時間短縮など。
プロジェクトは少子化と共働きの増加を背景に、HomeIoTによる子育て支援を行う。
IoT技術等の内容は▽光熱費削減=高断熱サッシによる省エネと太陽光発電・蓄電池、創エネ・蓄エネ▽家事育児負担軽減・時短=スマートスピーカーによる「まとめ操作」や住宅設備（照明、エアコン、食洗器、給湯器等）操作など▽みまもりと遠隔操作によるリスク低減=玄関ドアや窓の開閉をセンサで通知、カメラによるみまもり、留守中の照明器具の遠隔操作など―。
スケジュールは23年度は設計・着手、子育て支援住宅認定取得。24年度に30棟建設・入居前の生活時間・光熱費調査と入居後の調査開始。25年度は入居1年後の調査エネルギー設定再提案、26年度に入居2年後の調査を行う。これを25年度からも同様の流れで実施する。
実証体制はミキハウス子育て総研によるコンサルティングやHomeIoTではパナソニックの支援を受ける。
同社は埼玉県、群馬県で戸建て住宅事業を展開している。
