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【技能検定】 枠組壁建築が該当／統廃合へ意見募集実施を
2024/01/18積算・資格news
建設メール
厚生労働省は、2023年度の技能検定職種の統廃合に「枠組壁建築」「機械木工」の2職種を掲げ検討を進めている。17日に検討会が開かれ、これまでの経緯と現状の報告があった。対象に該当する枠組壁建築については、月内にパブリックコメントを予定しており3月の検討会で再度議論して対応を決める。
技能検定の職種統廃合については、第1次判断の基準が過去6年間の年間平均受検者数が100人以下。第2次判断として社会的便益の評価が行われる。検討会で①業界②受検者③雇用主④消費者のそれぞれにとっての社会的便益を勘案し、職種存続の適否を判断する。
枠組壁建築は現在、隔年実施となっている。過去6年間の平均受験申請者数が48人で23年度の申請数は44人（速報値）。
数種類の規格木材を用いて組まれた枠組みに、構造用合板などを止め、金物および専用クギを用いて打ち付けた床、壁によって建築物を建築する作業を行う職種。1981年度に職種が新設。受検申請者数は初年度の1472人をピークに漸減し、2011年度に200人を超えたものの、その後は100人を下回る状況が増えていった。21年度から隔年で試験を実施している。
一方、機械木工については試験実施頻度が3年ごとで、年平均30人以上の申請者数。23年度に再検討する位置付けだった。過去6年の平均申請者数は37人だが、10年度から3年ごとの試験実施となっているため、1次判断基準の但し書きにある隔年または3年毎の実施で、平均受検申請者数が50人または30人に達する場合に該当し、検討対象から除外される。
3月の検討会で2職種の対応について結論付ける。
