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【積算基準改定】 現道・維持の11工種で／移動時間考慮し積算適正化
2024/03/05積算・資格news
建設メール
国土交通省は2024年度土木工事・業務積算基準等の改定に関し、移動時間を踏まえた積算の適正化で、舗装版破砕工などの現道・維持関係等の11工種について歩掛改正に反映させる。
工事現場では、始業段階から、作業指示、KY活動、準備体操、作業準備などを行い、実作業に入る。終業前も後片付けが行われている。これらは一日の就業時間に含まれるもの。そのため、22年度から施工合理化調査の項目に実作業のほか、朝礼や準備体操、後片付けなどや、現場への移動時間などを詳細に把握するよう調査票を見直し、23年度の27工種の分析に反映させた。
具体的には、始業から資材積み込み、現場移動、作業指示、KY活動、準備体操、作業準備。終業時は、後片付け後に現場移動、資材取り卸しで終業となる。
結果として、現道・維持関係等の11工種は、現場移動等により作業時間が短くなり、日当たり施工量が減少している傾向が見られた。
11工種は▽舗装版破砕工▽舗装版切断工▽電線共同溝工（C・C・BOX）▽場所打擁壁工▽橋梁補強工（コンクリート巻立て）▽伐木除根工▽安定処理工（バックホウ混合）▽泥水運搬工▽現場取卸工▽踏掛版設置工▽グラウトホール工―。
