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【CCUS】 利用拡大へ3カ年計画／新たなフェーズに突入
2024/03/28建設時事
建設メール
国土交通省は28日に開かれた建設キャリアアップシステム運営協議会で、CCUSの利用拡大に向けた3カ年計画骨子案を示した。登録促進から「現場利用・処遇改善推進」のフェーズへとステップアップする。
技能者、元請け、下請けなど利用者それぞれの立場に応じたメリット強化を図るため▽経験・技能情報に基づく処遇改善の促進▽CCUSを活用した現場管理等の効率化▽CCUSによる就業履歴の蓄積と能力評価の推進―を3本柱におおむね3カ年の取り組みをまとめている。
主な取り組み項目は次のとおり。
【経験・技能情報に基づく処遇改善の促進】
▽技能者の処遇改善や能力向上に取り組む企業の受注拡大=取り組む企業の見える化、評価向上など
▽建退共との連携強化=電子申請を行う際の手続き簡素化、処遇改善に資する退職金共済制度のあり方検討
▽技能者が経験・資格などを手元で確認できる環境整備=技能者向けスマホアプリ、紙の資格者証の携行が不要となる対応
【CCUSを活用した現場管理等の効率化】
▽CCUSを活用した施工体制台帳の提出・確認に対応する公共発注者の拡大
▽登録データの活用拡大による下請企業のデータ入力作業等の効率化
▽現場管理等について効率化の取り組みを業界団体等と連携して横展開
【CCUSによる就業履歴の蓄積と能力評価の推進】
▽地域の公共工事における活用の促進=工事評定等で就業履歴の蓄積状況を評価する自治体の拡大、直轄Cランクのモデル工事は継続
▽就業履歴の蓄積環境の整備=事業者団体等と連携した登録・利活用のサポート強化
▽能力評価の促進に向けた環境整備=登録とレベル判定のワンストップ化、住宅建築分野の能力評価基準策定、多能工が評価される環境整備
