見たもん勝ち ～建設業応援団～
【働き方改革】 モデル事業募集へ／効率的建設工事の促進
2024/04/03建設時事
建設メール
国土交通省は、2023年度補正予算で2億1000万円を確保した働き方改革の実現へ向けた効率的な建設工事の促進事業で、モデル事業の募集を進める考えを示した。
建設現場での時間外労働上限規制が4月から適用されるため、効率的施工促進へ経費を支援するモデル事業の実施、普及啓発に関する事業を展開する。1件当たりの事業費配分にもよるが、少なくとも20件以上は実施したい考え。公共・民間とも対象になる。
モデル事業については、現場に多種多様な下請企業含め多数の関係者がおり、工程管理がうまくなされていない工事、元請けの事情などにより下請の実労働時間が減少している工事など「具体の工事」が対象。実践的に課題解決策の検討・調整するものを想定しており、アドバイザー派遣費用や、試行的な取り組みのかかり増し経費などに充ててもらう。
建設工事の業種別に、さらなる取り組みが必要な主要課題を固め、それに関係する工事を募集する。
モデル事業の実施で得られた成果は事例集という形でまとめ、説明会なども行い、横展開、業界全体に一般化し、普及を図る。
