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【日綜産業】 P-UPシステムが活躍／倉庫新築で移動車式ゴンドラ採用
2024/04/05民間開発
建設メール
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地上36ｍで稼働するゴンドラ
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東京都江戸川区で物流倉庫であるアライプロバンス葛西A棟新築工事（施工者・西松建設関東建築支社）が進められており、そこで日綜産業・モバイル足場事業部（小野大社長、東京都中央区）が開発・販売を手掛ける折板用移動台車ゴンドラの『P-UPシステム』が採用され、活躍している。
施設は、敷地面積3万5039・63平方mにS造5階建て、延べ床面積8万7182・47平方mの規模。6月末で工事をほぼ終わらせ、8月の引き渡しを予定している。
最高高さは36・60mで、足場は設けず、P-UPシステムで外装材の揚重取り付け、仕上げ工を一貫して行う。
同システムは、ゴンドラ作業のため、足場による壁つなぎが不要。仮設材の大幅減による車両減や工期の短縮が可能になる。また外装材を吊り込むウィンチ内蔵型により、工具や材料とともに移動できるため、作業員の負担減と作業効率が図れる。
日綜産業は今回の施工に当たりP-UPシステムを、通常3・5mが標準の台車を4・5mへと特注で作成。効率の良さと安全性を追求した。
現場の藤田貴所長は「今回は外構工事のボリュームが多く、その対処に目を向け、外壁の仕事量を考えた。その結果、ゴンドラにより、足場を設けることなく、いち早く外構工事に結び付き、工期短縮につながると思い採用した」と経緯を説明。実際に90日間の短縮が図れるという。使用については「物流施設でゴンドラを使うのは稀で、安全対策など各種確認が必要であったが、良い試みだと感じた。今後の経験に活かしていきたい」と感想を語った。
