見たもん勝ち ～建設業応援団～
【週休2日制】 防衛も原則化始める／月単位と工期全体分けて補正
2024/05/07積算・資格news
建設メール
防衛省は発注する全ての建設工事について、原則、現場閉所により週休2日を確保する週休2日制工事（現場閉所型）の適用を開始した。月単位の週休2日をベースに補正係数により工事費を積算する。達成できなかった場合、通期での達成は補正係数を変更、通期でも達成できなければ補正係数を除して請負代金を変更し減額する。4月15日から適用している。
週休2日制のタイプは現場閉所型および現場非閉所型・交替制で、発注者指定型で実施。基本は現場閉所型だが、部隊運用上で工期の制約が厳しいなどの場合は、現場代理人、技術者、技能労働者が交替しながら各人が週休2日を確保する現場非閉所型・交替制を適用する。
工事費の補正は現場閉所型の場合、現場閉所率が全ての月で28・5％以上を満たすことを前提としている。建築・設備工事は労務費（複合単価）に月単位が1・04、工期全体は1・02。土木工事は、月単位は労務費1・04、機械経費（賃料）1・02、共通仮設費1・03、現場管理費1・05。工期全体は労務費、機械経費（賃料）、共通仮設費が1・02、現場管理費1・03。港湾は4週8休以上で、労務費1・04、機械経費（賃料）1・02、共通仮設費1・02、現場管理費1・03。
現場非閉所型・交替制の場合は、土木工事の月単位が労務費（複合単価）1・04、現場管理費1・03。工期全体は労務費（複合単価）1・02、現場管理費1・03。建築・設備工事、港湾工事は現場閉所と同じとしている。
このほか、市場単価等は別の定めとなる。
