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【セメント協会】 新会長に諸橋央典氏／セメント需要の拡大が重点
2024/05/27業界動向
建設メール
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諸橋央典新会長
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セメント協会は23日、東京都中央区のセメント協会本部で記者会見を開き、理事会の結果、23日付で不死原正文氏の会長任期満了に伴い、諸橋央典氏（住友大阪セメント、社長）が新たに会長に就任したと発表した。諸橋会長は特にセメント需要の拡大に重点を置きつつ、カーボンニュートラル（CN）の実現、セメント産業の社会的役割に関する発信などの課題に取り組むとした。ほかの役員では、副会長に田浦良文氏（太平洋セメント、社長）が新たに就任した、
諸橋会長は「協会は3つの課題に取り組んでいく。1つはセメントの需要拡大。セメントは国土強靱化の基本となる資材。液状化対策など、セメント固化材の提案やコンクリート舗装の拡大など、国や地方自治体へPRを続けていく。2つ目はCN実現への積極的な取り組み。省CO2技術の普及や脱CO2技術の実現を推進する。3つ目は発信力の強化。セメント産業の社会的役割など国民へ発信を行っていきたい。SNSなど多様なツールを活用していく」と協会活動について説明した。
セメント産業の展望については「寄せられる期待はインフラ整備のみならず、災害対応などへの貢献など高いものがある。インフラの更新など公共事業の需要はまだあるはずだと考えている。環境面でも脱炭素型社会実現へ、高い期待が寄せられている。社会的責務を果たしていきたい」とコメントした。
【略歴】諸橋 央典（もろはし・ひろつね）、1959年生まれ、82年千葉大学人文学部卒、住友セメント（現住友大阪セメント）入社。2019年取締役常務執行役員（人事部、企画部、管理部担当）を経て、21年6月から代表取締役社長。64歳。
