見たもん勝ち ～建設業応援団～
【東建】 乘京氏が新会長就任／定時総会開き新体制スタート
2024/05/29業界動向
建設メール
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乘京正弘会長
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東京建設業協会は東京都港区の明治記念館で定時総会を開催、98社が参加した。2023年度決算のほか理事監事の選任が議決された。理事会を経て、乘京正弘氏（飛島建設、代表取締役社長）が会長に就任した。副会長には池上一夫氏（長谷工コーポレーション、社長）と清水康二郎氏（清水建設専務執行役員東京支店長）が選任され、新体制が正式に決定した。その後、表彰式が行われ590人が功績を表彰された。
24年度事業計画は、担い手確保や入職者の確保に重点を置き、複数の新規事業が盛り込まれている。東京建設・教育連絡協議会に加盟する建設系学校の補助や、若手社員向けのセミナーの開催、外国人労働者受け入れに向けた制度などの情報提供を新たに実施するほか、入会促進キャンペーンなどを展開する。
乘京新会長は就任に当たり「これからの課題を整理して着実に取り組んでいきたい。建設業界は難局にある。働き方改革の推進、現場の担い手となる人たちの確保など、これからはやらなけばならないことと、できることのギャップが大きくなっていく。特に時間外労働上限規制への対応はこれから新たな問題が顕在化してくると予想される。建設産業とそこで働く人たちを守るために全力を挙げて対応していきたい」と抱負を述べた。
なお、総会開催に当たり今井会長は「会長を2期4年務め、中長期運営計画を作り、協会運営に当たってきた。建設業の健全な経営をベースとして持続可能な産業とするために、適正な利潤が確保できる受注環境を求め、若い人たちに選ばれる魅力ある産業としていく必要がある。また、建設業自体の社会的な認知度向上などさまざまな課題に引き続き東建としても積極的に取り組んでいきたい」とあいさつした。
