見たもん勝ち ～建設業応援団～
【JAC】 3日、受付け始まる／母国語で安全衛生教育
2024/06/03業界動向
建設メール
建設技能人材機構（JAC）は3日、2024年度新規施策の母国語による外国人向け安全衛生教育等のオンライン特別教育（無料）で申し込み受け付けを開始した。開講は7月となり、まずはフルハーネス型安全帯使用作業特別教育が▽12日=ベトナム語▽19日=英語▽26日=インドネシア語―の3カ国語でスタートする。各種教育内容を母国語で学ぶことで、より深く理解してもらう。
特別教育は、JACと労働局登録教育機関の住建センターが協力して行う。JACは建設業労働災害防止協会等のテキストを母国語に翻訳、動画教材の準備などを行う。
受講対象者は建設工事を営む企業で就業中の特定技能1号の外国人と、同一企業に就業中で特定技能1号に移行する意思のある技能実習生。なお、企業は所属する全ての特定技能外国人の受入負担金を支払っている必要がある。
受講申し込み手続きは所属企業の日本人担当者が行う。受講者1人につき1台のパソコンで申し込む。申し込み時にパソコンの動作確認なども行う。また、受講状況を確認するため、1台のパソコンで複数人は受講できない。なお、受講中は必ず日本人担当者が立会すること。
7月はフルハーネスの特別教育のみ、8月には足場の組立等特別教育が加わり2科目、さらに9月には新規入職者安全衛生教育が加わり3科目体制となる。各科目とも受講定員は30人。定員を上回った場合は、翌月に申し込むことになる。順次、中国語、カンボジア語への準備を進めるとともに▽職長・安全衛生責任者教育▽建設業等における丸のこ等の取り扱い作業の安全▽玉掛け▽ローラーの運転▽小型車両系建設機械▽移動式クレーン等の運転▽自由研削といし―を加え、5言語10課目としていく考え。
受講申し込みはJACのホームページから。問い合わせはEメール（anzen@jac-skill.or.jp）で。
