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【PPP／PFI】 推進方策まとまる／スモールコンセッション
2024/06/07建設時事
建設メール
国土交通省は、スモールコンセッション推進方策を策定した。政府の民間資金等活用事業推進会議で決定したPPP／PFI推進アクションプラン2024改定版に位置付けたスモールコンセッション推進会議（仮称）の設立も盛り込まれている。
スモールコンセッションは、地方公共団体が所有・取得する空き家等の身近な遊休不動産について、民間の創意工夫を最大限に生かした小規模（事業費10億円未満程度）なPPP／PFI事業を行うことで、地域課題の解決やエリア価値の向上につなげる取り組みを指す。
推進方策には、普及啓発による機運醸成・意識改革、手続きの円滑化、官民マッチング強化、案件形成支援を位置付けた。
普及啓発などには推進会議の設立を位置付けた。官民の多様な主体が参加・連携し、課題やノウハウの共有、マッチング促進を行う場とするもので、さまざまな取り組みを実施する。ほかにもセミナーやイベント、地方公共団体トップへの理解促進を図る。
手続きの円滑化に向けては、実践ガイドライン（仮称）を策定する。知見や経験がない地方公共団体職員でも取り組むことができるノウハウ等を整理したものとする。また、業務負担軽減に資する客観的評価の簡素化、既存計画等を活用して関係者の認識を共有するケース等を検討し、手続きの簡素化を進める。
案件形成に向けた事業化支援は、伴走支援、民間提案によるモデル的な官民連携手法の構築支援等を実施する。
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ここで言う有休不動産等とは、廃校等の現在使われていない施設や、住民から寄付を受けた古民家等があたる。特に相続の関係等で住宅の寄付というのも増えている地方公共団体もあり、活用に苦慮する場面も増えているという。スモールコンセッションで良い活用につながることが期待される。
