見たもん勝ち ～建設業応援団～
【入札契約改善】 3市の支援事業者決まる／制度や手続きをサポート
2024/06/10建設時事
建設メール
国土交通省は、地方公共団体による入札契約方式等改善の取り組み支援で、支援事業者を決定した。2024年度は、長野県上田市、愛知県豊橋市、佐賀県伊万里市の3団体が支援対象。上田市と伊万里市は建設技術研究所（東京都）、豊橋市は阪急コンストラクション・マネジメント（大阪府）が担当し、最適な入札契約制度、導入に必要な諸手続きの支援などを行う。
上田市は、道路維持管理の包括的民間委託事業に取り組む。地域建設業の技術者育成を含めた持続的発展へ、道路維持管理、除融雪業務の包括的な民間委託で、業務の効率化、コスト削減、年間施工量の平準化を図る。包括的民間委託の実施へ、課題整理、実施手順の検討、事例収集などの支援が見込まれている。
伊万里市は包括的維持管理業務モデル事業として、道路など公共施設を対象に発注の平準化、複数業務の包括発注、小規模工事の性能発注導入を検討。また、導入・運用している災害情報共有システム（道路パトロール機能あり）の活用についても検討する。
豊橋市は、科学教育施設整備事業への支援。PPP／PFIの導入検討や教育分野のため、技術職員がいないことなどの課題解決できるよう最適な契約方式を決めたいとしている。
いずれも年度末まで支援事業を実施する。
