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【土地基本方針】 変更を閣議決定／サステナブルな利用と管理
2024/06/11建設時事
建設メール
サステナブルな土地の利用および管理の実現に向けて土地基本方針の変更が11日、閣議決定した。関係省庁で一体性を持って土地政策を進めるための基本的な方向性をまとめたもので、限られた国土の有効利用や適正な管理を進める総合的施策を展開する。
斉藤鉄夫国土交通大臣は「この方針のもと、具体的には空き家、空き地バンク等による需給マッチングや所有者不明土地対策を一層進める。同時に空き地や工場跡地などの円滑な利用展開、管理不全防止を図るための新たな方策を検討するなどとしている。国交省としても、基本方針に基づき、しっかりと取り組んでいく」との考えを示した。
主な内容は次のとおり。
【適正な土地の利用および管理の確保を図るための措置等に関する基本的事項】
▽非宅地化を含む土地の円滑な利用転換、継続的な管理を確保するための新たな枠組の構築
▽改正空家法による総合的な取り組み、空き地対策との一体的推進
▽不適切な土地利用等を防ぎ生活環境保全、災害防止等を図る方策の検討
▽工場跡地、廃墟等の有効利用や管理不全の防止を図るための対応の検討
【土地の取引に関する措置に関する基本的事項】
▽空き家・空き地バンクの活用等による需給マッチングの推進
【土地に関する調査、情報提供等に関する基本的事項】
▽地籍調査の現地調査手続きの円滑化、都市部における法務局地図作成事業の計画的な実施
▽不動産に関する多様なオープンデータを同じ地図に表示できる不動産情報ライブラリの活用
【土地に関する施策の総合的な推進を図るために必要な事項】
▽流域関係者の協働による「流域治水」の取り組みの推進
▽不動産鑑定士の担い手確保、土地・不動産のプロフェッショナル人材の確保・育成
