見たもん勝ち ～建設業応援団～
【GX】 実現へ取り組み進め／建物は25年度から省エネ基準
2024/06/18建設時事
建設メール
国土交通省は、グリーントランスフォーメーション（GX）の実現に向けた取り組みをまとめた。建築・インフラ等の分野では、新築住宅・非住宅に2025年度から省エネ基準適合の義務付け、まちづくりGXの推進、建設資材の脱炭素化などを進める。
主な取り組みは次のとおり。
【ZEH・ZEBの普及促進等】
ZEH・ZEBの普及促進や、新築住宅を含む省エネ基準への適合義務化を踏まえた対応など、住宅・建築物における脱炭素化を推進する。目標は、遅くとも30年度までに、省エネ基準をZEH・ZEB水準へ引上げ。50年までにストック平均でZEH・ZEB水準の省エネ性能の確保。
住宅・建築物の省エネ化推進は建築物省エネ法（22年6月改正）に基づき、25年度から全ての新築住宅・非住宅に省エネ基準適合を義務付け。関係省庁と連携し普及や省エネ改修に対して支援する。
住宅・建築物における木材利用の促進は、建築基準の合理化や優良な中大規模木造建築物に対する支援等を実施。
【まちづくりGXの推進等】
まちづくりGXの推進へ都市緑地法等の改正を踏まえ▽都市の緑地に対する民間投資促進▽地方公共団体等による緑地の保全・整備を推進▽都市のエネルギーの面的利用による効率化を推進▽優良な民間都市開発事業を推進―に取り組む。
また、脱炭素に資するグリーンインフラ技術の開発・実装を推進。
【建設材料の脱炭素化等】
建設材料の脱炭素化は、直轄工事におけるCO2削減へ、低炭素コンクリート、CO2吸収コンクリート等の建設材料の現場試行を実施。
GX建設機械認定制度により、電動建機の普及を促進する。
【北海道インフラゼロカーボン試行工事】
CO2削減の取組を工事成績に加点
