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【ECI方式】 ガイドランまとめる／品質証明業務を含む工事
2024/07/16建設時事
建設メール
防衛省は、自衛隊など施設の最適化事業における技術提案・交渉方式（ECI方式）の適用工事を対象とした品質証明業務を含む工事の運用ガイドラインをまとめた。7月5日から適用している。各地方防衛局などに通知した。
最適化事業は、防衛力の抜本的強化へ実施する自衛隊施設の強靱化で、各基地・駐屯地等の建物やライフライン等について現状の把握・評価を行い、施設の機能・重要度に応じた構造強化、離隔距離確保のための再配置・集約化、老朽改修、省エネ対策等を実施するもの。ガイドランは、このうち、ECI方式を適用する工事の施工品質の確保と円滑な工事実施を目的として行う品質管理証明者による品質証明業務および工事監理業務の運用を定めたもの。
ECI方式の工事受注者は、現場代理人等の配置だけでなく、品質証明業務を行う。受注者が委託する品質管理証明者を配置し、工事の資機材の仕様・規格、工事材料の調合・配合、各種試験調整、施工出来形など設計図書との適合の確認や立会を行い、その結果を現場代理人等へ報告させる。なお、品質管理証明者の選定はガイドラインに規定されている。
現場代理人等は、品質管理証明者からの報告内容を確認、施工への反映などを行う。
受注者が自ら行う品質・施工の確認結果を合わせ品質証明結果報告書を作成し、発注者に提出する。
発注者は品質証明結果報告書の受領により、適正に施工され品質が確保されたことを確認したものとする。
