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【官庁営繕】 八戸など2港湾合庁が／25年度新規事業として掲げ
2024/07/30建設時事
建設メール
国土交通省は2025年度の官庁営繕新規事業として▽八戸港湾合同庁舎▽細島港湾合同庁舎―の2件を計画。ともに老朽化、津波想定などから移転しての建て替えによる建物新築となっている。
八戸港湾合同庁舎は建築後56年が経過し、老朽化による不具合が生じ、津波災害警戒区域内にあるため津波時には全フロア浸水のおそれがある。また、横浜植物防疫所塩釜支所八戸出張所庁舎も建築から49年が経過し、老朽化を始め不備が生じている。2施設は集約整備する。
既存の八戸港湾合同庁舎はRC造4階建てほか、延べ面積2444㎡。函館税関八戸税関支署、仙台検疫所八戸出張所、東北運輸局八戸海事事務所、第二管区海上保安本部八戸海上保安部が入居している。横浜植物防疫所八戸出張所は、RC造平屋、124㎡。
新たな庁舎は、青森県八戸市河原本字八太郎山4-303の約3100㎡に計画。建物はRC造4階建て、延べ床面積約2900㎡。工事費約15億円、事業期間2028～30年度とした。
一方、細島港湾合同庁舎も建築から56年が経過。老朽化と津波での全フロア浸水のおそれがある。建物はRC造2階建てほか、延べ面積1509㎡。文字税関細島支署、福岡検疫所細島出張所、門司植物防疫所鹿児島支署細島出張所、第十管区海上保安本部宮崎海上保安部日向海上保安署が入居。
新庁舎は、宮崎県日向市財光寺三ツ枝3609-62の1649㎡に計画。建物はRC造4階建て、延べ面積約1800㎡とした。工事費は約10億円で、事業期間は28・29年度。
2つの新規事業は、30日の社会資本整備審議会建築分科会第31回官公庁施設部会および第15回事業評価小委員会で有識者意見を求め、通過した。今後、建築分科会へ報告する。
