見たもん勝ち ～建設業応援団～
【ネクスコ東日本】 50年までに排出ゼロ／カーボンニュートラル推進戦略を発表
2024/08/02業界動向
建設メール
東日本高速道路（ネクスコ東日本）は7月31日、ネクスコ東日本グループカーボンニュートラル推進戦略を発表した。グループ一丸となって、高速道路事業を通じて、二酸化炭素排出量削減やエネルギー消費最小化、再生可能エネルギー創造と活用を推進。目標は2050年までにCO2排出ゼロと定めた。
主要な施策として、7つの緩和策と3つの適応策を掲げた。
緩和策は▽エネルギー使用量の最小化▽高速道路の空間を活用した再生可能エネルギーの創造▽再生可能エネルギーの活用▽緑地の適切な維持管理を行いCO2吸収・固定による地球温暖化の緩和▽高速道路ネットワーク整備などの事業活動を通じた交通の円滑化によるCO2排出量の削減▽CNに寄与する新技術・新工法の開発や活用の推進▽廃棄物・建設副産物の3Rの推進とグリーン調達―。
適応策は▽強靱で信頼性の高い高速道路の構築▽災害の発生に備えた技術基準や情報システムの検討（ソフト対策）▽災害への対応力の強化―を挙げた。
また、カーボンニュートラル推進戦略として50年までに進める項目ごとのロードマップを示した。技術本部長を委員長とする環境委員会が各施策やグループ全体の事業環境を把握し、課題への対応を行うとしている。
