見たもん勝ち ～建設業応援団～
【働き方改革】 モデル事業12件選定／専門工事業者向けで
2024/08/30建設時事
建設メール
国土交通省は、働き方改革の実現に向けた効率的な建設工事の促進事業のモデル事業の追加公募で専門工事業者向け12件の事業を採択した。個々の施工の場面で、元請の事情などで下請業者の業務非効率が生じている課題を解決するための試行的取り組みを行う。
事業実施は9月上旬から12月中旬ごろを予定している。モデル事業で得られた知見は、事例集の作成・説明会の開催等を通じ、普及・横展開を図る。
12件の事業者名などは次のとおり。
▽昭和鋼機=IoTデバイスでサイロ内材料の残量を遠隔監視で輸送効率の向上と運搬車の待機時間短縮を図る取り組み
▽東海維持管理工業=下水道カメラ調査をDXの活用により、オペレートを現場からオフィスに移行させる取り組み
▽ダイダン名古屋支社=オフサイト施設（生産拠点）による現場作業工数、運搬車両の削減と工程の短縮
▽ダイダン東京本社=大手町駅第7空調機械室更新工事におけるオフサイト施設（生産拠点）による加工工数と材料運搬車両台数の低減
▽朝日土木=SLAM LiDAR点群計測技術により舗装面を計測し、端部・変化点を座標点でとらえて展開図化を図る取り組み
▽北土建設=現場状況と現場作業員の健康状態を遠隔監視する取り組み
▽エムテック=人力での重量物運搬や無理な姿勢での作業に関わる人の負荷の軽減を図る取り組み
▽金本組=杭ナビ（LN-150）／杭ナビショベルを活用した施工・施工管理の生産性向上を図る取り組み
▽川田建設=削孔管理IoTシステムの追加機能導入による計測作業の効率化事業
▽マツザワ瓦店=住宅修繕工事における工事情報共有システム活用による労働時間の削減
▽吉紀コーポレーション=法面掘削の安全・効率化ICTサービス
▽東邦重機開発=現場の近くに宿泊施設を契約することにより現場からの機械回送時間を縮減する
