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【日建協】 6月の閉所指数6・47／4週8閉所が順調に浸透
2024/09/19業界動向
建設メール
日本建設産業職員労働組合協議会（日建協）は17日、2024年6月に実施した「4週8閉所ステップアップ運動」の調査結果を公表した。平均閉所指数が、6・47と前年同月の6・22から改善。調査を開始した18年以来、最高の数値となり、4週8閉所が順調に浸透していることが、明らかになった。
回答作業所数は3992作業所。内訳は土木2024作業所、建築1968作業所となっている。
調査結果によると、土木と建築の双方で改善が見られた。土木は、全ての土日を閉所し10閉所となった作業所が、44・8％で最多。平均閉所指数は6・71（前年同月6・65）となった。建築工事でも平均閉所指数が6・22（同5・81）と大きく改善した。作業所閉所数の統計を見ると、10閉所が33・6％と最大であるが、2番目が5閉所の14・7％と、建築工事の作業所では、閉所しにくい状況が続いている。
日建協の加盟組合別に見ると4週8閉所指数は最高が7・21閉所、最低が4・11閉所で、差が3・1日。前年同月の2・69日よりも、差が0・41日、広がった。全体としては改善傾向にあるが、単組と企業によって、土曜閉所の取り組みに差が出ていることが分かる。閉所指数が低い組合からは、主な課題として、厳しい工期や配置人員の不足、日給月給制による職人の給与水準維持などが挙げられた。
日建協は「時間外労働上限規制が適用され、4週8閉所が広く浸透しつつある。単組からも、4週8閉所への、会社全体や、発注者の意識の高まりが改善の要因として挙げられた。引き続き、各単組に改善事例などの水平展開を行うとともに、発注者への適正な閉所の確保へ理解を求めていく」と今後の活動方針を説明した。
