見たもん勝ち ～建設業応援団～
【建設マスター顕彰】担い手の確保・育成を／優秀な施工者たたえる
2024/10/18建設時事
建設メール
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建設マスター代表の竹山和也氏
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国土交通省は18日、2024年度の優秀施工者国土交通大臣顕彰式典を都内の有楽町よみうりホールで開催した。建設技能者の社会的地位向上と担い手の確保と育成を目的とした顕彰制度。新たに誕生した建設マスター452人と建設ジュニアマスター121人に対して顕彰状が授与された。
式典では、石橋林太郎国土交通大臣政務官が受賞者の栄誉をたたえた上で「建設業は社会資本整備の担い手であり、災害時には地域の守り手として国民の生活に不可欠な産業。人口減少社会の中でも必要な担い手をしっかりと確保・育成しなければならない。建設マスターは現場の第一線で優秀な技術・技能を発揮され、後進の育成指導にも積極的に取り組んでいる。ジュニアマスター受賞者たちも、現場で優れた技術を発揮し、今後さらなる活躍が期待されている。皆さんのご尽力や、支えてくれた家族や会社に皆さんに感謝を申し上げたい。国交省も建設業がより魅力的な産業となり、担い手を確保・育成できるよう、全力で取り組んでいく」と祝辞を述べた。
受賞者を代表して建設マスターの竹山和也氏（堀之内工務店、大工）とジュニアマスターの石角理恵氏（石角内装、内装仕上工）に顕彰状が贈られた。
また受賞者代表で建設マスターの山下孝成氏（山下瓦、屋根工）が「自身の身につけた技術、技能を後輩に伝え、現場の先頭に立って研さんを積み重ねていく事は、建設マスターの重要な役割。後進の指導をしていく中で、技術技能の継承を進めていきたい。自然災害の頻発化と激甚化によって、文化的価値のある建物や地区も被害を受けている。日本の伝統文化である瓦屋根の街並みを保全するために瓦屋根に係る職人と一丸となって活動していきたい」と謝辞を述べた。
ジュニアマスターの赤嶺徹氏（SANEi、橋梁特殊工）は「今後は建設マスターの諸先輩方のように、技術・技能の向上を図るとともに、次世代の建設現場の担い手を確保するため、これまで培った知識や技術、ものづくりの大切さを後進に伝え、人材育成に取り組んでいきたい」と語った。
