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【農水省補正案】 強靱化と災害復旧／総額は8678億円
2024/12/03建設時事
建設メール
農林水産省の2024年度補正予算案は公共3917億円、非公共4761億円の総額8678億円とするもの。防災・減災、国土強靱化と災害復旧等の推進を進める。
農業水利施設、ため池等の対策（公共）には1116億円。農業用ダムの洪水調節機能の強化、田んぼダム等流域治水の取り組みを推進。農業水利施設等の安定的な機能発揮、老朽化対策および豪雨・地震対策、防災重点農業用ため池の防災工事等を推進する。
治山施設の設置等による対策（公共）は310億円。山地災害危険地区や氾濫した河川上流域等において、流木・土石流・山腹崩壊の抑制対策等を進める。
森林整備による対策（公共）は201億円。森林の防災・保水機能を適切に発揮するため、道路など重要なインフラ施設周辺や氾濫した河川上流域等での間伐、再造林、幹線となる林道の開設・改良等の対策を実施する。
漁業地域の対策（公共）には280億円を盛り込む。地震・津波等や台風・低気圧による被害の未然防止へ岸壁の耐震化対策、防波堤の耐浪化対策、漁港施設の老朽化対策等を行う。
海岸堤防等の対策（公共）へ28億円。大規模地震が想定される地域での堤防補強、かさ上げ等による津波・高潮対策、老朽化した海岸保全施設の修繕・更新を支援する。
卸売市場施設の対策は2億円。自然災害時にも継続的に生鮮食料品等を供給できるよう、卸売市場の耐震化、耐水化、耐風化等の整備を支援。
能登半島地震関係は災害復旧等事業（公共）に716億円。被災した農地・農業用施設、治山施設、林道施設、漁港施設等の速やかな復旧等を実施・支援する。
また、農地の大区画化等の基盤整備（公共）には760億円の内数を充てる。農地集積・集約化やスマート農業技術の導入を加速し、大幅な米の生産コストの削減等といった生産性向上へ、農地の大区画化等を推進する。
