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【就任インタビュー】 鶴田浩久 国土交通省総合政策局長／インフラ整備の羅針盤を
2025/08/29インタビュー
建設メール
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鶴田総合政策局長
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「国交省の総合力を発揮して、より一層社会の役に立てるようにしていきたい。局や課の垣根を越えて力を合わせていく」と就任の抱負を語る。他省庁との連携についても「以前と比べて合理化されてやりやすくなっている。その良さを形にしていきたい」と語る。
埼玉県八潮市の道路陥没事故などもあり、群マネをはじめ今後のインフラマネジメントのあり方が注目される。「インフラをどう活かしていくかということに光が当たってきている。いかに今あるものを使っていくか。単純に古くなったから部品を変えて新しくしようというよりは、そういう中で新しい価値を生み出していこうという流れになっていると思う」と見ている。
次期社会資本整備重点計画については「省として精力的に議論をしてきている。有識者からも大変有益な指摘をいただいている。それを取り入れながら、将来にわたるインフラ整備の羅針盤を作りたい」。
6月に策定された『国土交通省DXビジョン』については「いろいろなことがデータ化され、新しいビジネスにつながり、世の中が良くなる。これに向け、新たに官房長を部会長とするデジタルデータ活用推進部会を省内に立ち上げた。そういう場も活用しながら、行政手続きのデジタル化、データ活用型の政策立案、オープンデータ化を進める」と話す。
地方自治体によるPPP・PFIに対しては「実際にノウハウを持っている人と連携することが大事であり、そういうお手伝いをする。きっかけがないと踏み出すのは難しいと思うが、官民連携の仕組みに移行すれば、今までよりも少ない行政資源で同等以上の公共サービスを提供できる」と考える。また「各地域では10年に1度しかないことでも、全国では毎年いくつかある。そこで得られる知見を共有することができるので、他地域から学ぶべき」と話す。
趣味は40歳から始めたマラソン。これまでにフルマラソンも5回経験がある。「3カ月ぐらい練習すれば完走できる」という。
【略歴】つるた・ひろひさ
1990年運輸省採用。国土交通省大臣官房公共交通・物流政策審議官、物流・自動車局長を経て7月1日から現職。東大法学部卒。57歳。東京都出身。
1990年運輸省採用。国土交通省大臣官房公共交通・物流政策審議官、物流・自動車局長を経て7月1日から現職。東大法学部卒。57歳。東京都出身。
