見たもん勝ち ～建設業応援団～
【ACCESS】 280人が死亡災害ゼロ誓う／2025安全見える化大会
2025/10/23業界動向
建設メール
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近藤理事長
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全国仮設安全事業協同組合（ACCESS、近藤昌三理事長）は22日、「2025安全見える化大会～国民の関心と理解を深める取組み～」を東京都港区の建築会館で開催した。当日は280人が参加した。国土交通省とACCESSの安全衛生経費標準見積書検討WGメンバーによる安全衛生経費をテーマにパネルディスカッションを行ったほか、新たに作業中の身体的負担を軽減・サポートするアシストスーツの体験ブースなども設置した。
大会は近藤理事長のあいさつから始まり、青年部の「労働災害撲滅へさらなる前進」決議文が読み上げられた。
その後、石破茂前内閣総理大臣からの大会へのメッセージを東尾正専務理事が代読。続いて経済産業省製造産業局の潮崎雄治氏が登壇しあいさつ。さらに金子恭之国交相、上野賢一郎厚労相、林芳正総務相からの祝辞も披露された。
来賓あいさつでは、日本経済団体連合会の久保田政一副会長兼事務総長、全国社会保険労務士政治連盟の瀬谷卓美幹事長からお祝いの言葉があった。
25年度の安全活動功労者表彰は5人に対して行われ、賞状等を授与した。
パネルディスカッションは、「安全衛生経費の確保に向けて」のテーマで実施。矢部健一郎国交省不動産・建設経済局建設振興課専門工事業・建設関連業振興室企画専門官を筆頭に、ACCESS安全衛生経費標準見積書検討WGメンバーの4人がパネリストとして登壇。東尾専務理事がモデレーターを務めた。安全衛生経費についての状況等を語り合い、最後に「安全経費なくして建設職人の未来なし」の合言葉を組合員相互にインプットすることを定めた。
閉会後の記者会見で近藤理事長は「労働災害のかなりの部分を建設産業が占めている。それを半減しようという旗印のもとに活動をしている。しかし行政側からは明確な方針は打ち出されていない。建設業の墜落・転落の減少を実績で示していきたい」と語った。
