【建設労働需給】 6月も型わく工(土木)の不足率大きく
2017/07/25業界動向
建設メール
国土交通省が6月に実施した建設労働需給調査の結果、過不足率は全国の8職種全体で0・8%の不足となり、前月から不足幅が拡大した。8職種中、前月に引き続き型わく工(土木)の不足率が最も大きく2・4%となった。対前年比の過不足率では鉄筋工(建築)の不足率の伸びが目立つ。
職種別では左官が過剰となった以外は、いずれも不足傾向にある。
地域別では北陸、近畿、中国で過剰、その他の地域では技能労働者が不足傾向だった。今後の労働者確保の見通しについては、全国・東北地域ともに「普通」となった。
残業・休日作業を実施している現場数は8職種で手持現場数の5・2%となり、前月と比べて微減に。主な理由では「前工程の工事遅延」「昼間時間帯時間の制約」「無理な受注」の順に多かった。