【建設労働需給】 10月は型わく工(土木)の不足率大きく
2017/11/27建設時事
建設メール
国土交通省が10月に実施した建設労働需給調査の結果、過不足率は全国の8職種全体で1・7%の不足となり、前月から不足幅が拡大した。8職種中、型わく工の不足率が最も大きく3・5%に。対前年比の過不足率では鉄筋工(建築)の不足率の大幅な伸びが目立つ。職種別では全職種が不足傾向にある。
地域別では北陸で過剰、中部で均衡、その他の地域で不足傾向にある。災害復旧工事が本格化している北海道と九州のほか、四国で不足率が大きいといった地域差はあるものの、工事量が多い関東では過去5年間のピーク時と比較しても不足率が減っている。今後の労働者確保の見通しについては、全国・東北地域ともに「普通」となった。
残業・休日作業を実施している現場数は、8職種で手持現場数の6・6%となり、前月と比べて1・8ポイント増加した。主な理由では「前工程の工事遅延」「天候不順」「無理な受注」の順に多かった。